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「radiko」試験期間を3カ月間延長
地上波ラジオをネットで同時配信する「radiko」の試験配信期間を3カ月間延長。8月末で終了予定だったが、週間で延べ300万人が楽しむなど、人気の高さに応えて実用化を目指す。
AM・FMラジオを放送と同時にネット配信する「radiko.jp」を運営するIPサイマルラジオ協議会は8月13日、試験配信サービスを11月末まで3カ月間延長すると発表した。週間延べ聴取者数が300万人を超える人気サービスに育っており、試験期間を延長して実用化に向けた課題に取り組む。
同サービスは今年3月15日、在京民放7局と在阪民放6局の地上波ラジオ放送を、CMを含めて同時にネット配信するサイマルサービスとしてスタート。4月に公開したガジェットは約95万回ダウンロードされ、5月10日リリースのiPhoneアプリは約65万、7月27日リリースのAndroidアプリは約2万のダウンロードがあった。
都市部を中心としたラジオ聴取環境の悪化対策としてスタートしたサービスだが、同協議会は「radikoをきっかけにしてラジオに対する関心の高まりが感じられ、新たなラジオリスナーも開拓できている」と手応えを感じている。
8月末までの試験サービスとし、9月以降の実用化を目指すスケジュールだったが、現在でも週間延べ300万人が聴取し、また99%がサービス継続を望んでいるというアンケート結果もあることから、試験配信期間を3カ月間延長し、その間に実用化に向けた課題に取り組むことを決めたとしている。
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