そこで対応策を考えてみた。
用意するもの:
- iPod nano(第5世代)
- 小さい発泡スチロール
- 両面テープ
- 輪ゴム
- カッター
この時点ですべてわかってしまうと思うが、iPod nanoをAR.Droneのコックピット部分に固定するのである。
固定するために、球状の発泡スチロールをカッターナイフで半分にし、それに切り込みをいれてiPod nanoを装着。輪ゴミをひっかけるという古典的手法だ。これをハルの上部に両面テープで貼り付ける。
ハルの丸くなっているところに合わせて発泡スチロールの下部を丸めるのがポイントだ。材料は別に発泡スチロールでなくてもかまわない。ビデオカメラを固定できる軽量な工夫があればなんでもOKだろう。
ビデオカメラとしては今回、iPod nanoの1世代前のモデルを採用した。画質がそこそこいいのと、軽量であることがポイント。以前の記事で、ねんどろいどプチの初音ミクをAR.Droneに載せてみたが、重さはほぼ同じである。四角くてマルチタッチだけどビデオカメラのついていない新世代nanoが出たおかげで整備済み製品がApple Storeで安くなっていたので、これを9800円で購入した。
ITmedia社内で実際に飛ばしてみた映像がこちら。
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ちゃんと撮れている。社内なのであまり見栄えはしないが、外で飛ばすことができたら面白い映像が楽しめそうだ。
下部にカメラを取り付けられるかどうかという質問が荻窪圭さんからTwitterで来ていたので、これも試してみた。こちらは水平撮影よりも楽。両面テープでハルの下部に貼り付けるだけですむのだ。
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動画は社内の狭いところ(貨物用エレベーター)だったので、こちらもよくわからない映像だが、地上を撮影しながら上昇・下降する様子がわかるだろうか。一瞬だけねんプチ初音ミクが映る。
屋外で6メートルの高さまで上昇させ、見下ろす動画が撮影できたらとても面白そうだ。
ただ、地上を撮影するためのカメラは、かなり薄型でないといけない。iPod nanoくらい薄ければいいのだが、そうでない場合にはカメラ自体を保護する必要があるだろう。また、ローターの下にある着陸用の脚は有効でなくなるので注意が必要だ。
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