Microsoft、組織改編と新社長指名を発表
Microsoftは、スティーブン・エロップ氏やロビー・バック氏の退社を受け、Office、モバイル、ゲームの3部門を設立し、新社長を指名した。
米Microsoftは10月1日(現地時間)、Office、モバイル、ゲームに関連する部門の設立と新社長を発表した。
同社のビジネス部門を統括していたスティーブン・エロップ氏の9月の退社を受け、Office部門の社長としてカート・デルビーン氏が指名された。同氏はMicrosoftに18年勤めるベテランで、最近ではビジネス部門の開発責任者として「Microsoft Office 2010」の開発に従事した。デルビーン氏は、Office、Exchange、SharePoint、Lync、Project、Visioなどの製品を統括する。なお、ビジネス部門でMicrosoft Dynamicsを扱うビジネスソリューショングループは引き続き副社長のキリル・タタリノフ氏がスティーブ・バルマーCEOの直属として統括する。
また、エンターテイメント&デバイス(R&D)部門担当社長のロビー・バック氏の退社に伴って、7月1日から同部門下のモバイルコミュニケーショングループをアンディ・リー副社長が、インタラクティブエンターテインメントグループをドン・マリック副社長が責任者を務めてきたが、それぞれのグループが独立した部門になり、各副社長が社長に昇格した。
これでMicrosoftの社長は、上記の3人とWindows部門のスティーブン・シノフスキー氏、サーバ&ツール部門のボブ・マグリア氏、オンラインサービス部門のチー・ルー氏で6人になった。
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