Mozillaは、Webブラウザの更新版となる「Firefox 3.6.11」を10月19日付でリリースした。
Mozillaのアドバイザリーによると、Firefox 3.6.11では9項目の脆弱性を解決した。このうち5件が重要度「最高」に分類されている。これら脆弱性を悪用された場合、任意のコードを実行されたり、情報が流出したり、サービス妨害(DoS)状態を誘発されたりする恐れがある。前回の更新に続いてDLL読み込みの脆弱性にも対応し、Linuxに影響する問題を解決した。
また、旧バージョンのFirefox 3.5でもこれら脆弱性を解決した更新版の3.5.14がリリースされた。ただしMozillaは今年8月でFirefox 3.5のサポート打ち切りを宣言しており、3.6へのアップグレードを強く推奨している。
今回修正した脆弱性の多くは、ThunderbirdとSeaMonkeyにも影響する。Mozillaは同日リリースしたThunderbird 3.1.5/3.0.9とSeaMonkey 2.0.9でこれら問題を解決している。
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