ソフトバンク、電子書籍ストアを開設へ 開始時に大手出版社から10万点以上
ソフトバンクモバイルが「ソフトバンク ブックストア」で電子書籍を販売。講談社、集英社、小学館、角川書店などがコンテンツを提供し、人気コミックも配信されるようだ。
ソフトバンクモバイルは11月4日、電子書籍ストア「ソフトバンク ブックストア」を12月上旬以降開設すると発表した。講談社、集英社、小学館、角川書店などがコンテンツ提供を予定し、開始時に人気コミックなど10万点以上をそろえるという。
シャープのAndroid端末「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」に専用アプリがプリインストールされ、003SH発売に合わせてオープンする。対応機種は今後拡大し、デルのAndroidタブレット「STREAK 001DL」も対応を予定している。
コンテンツの詳細は明らかにしていないが、ニュースリリースと発表会資料では「ONE PIECE」「NARUTO」「のだめカンタービレ」「ああっ女神さまっ」「沈黙の艦隊」といった人気コミックがイメージ画像に掲載されている。
電子書籍の購入代金は、毎月の携帯電話料金とまとめて支払う形のため、クレジットカード番号の登録などは不要で利用できるとしている。ただ、購入可能額に制限が設けられており、ソフトバンク携帯加入日から3カ月以内のユーザーは月額3000円まで、3カ月超のユーザーは月額1万円までになっている。
NTTドコモは大日本印刷と、KDDIは凸版印刷らと提携してストアを運営する計画。ソフトバンクモバイルの孫正義社長は同日の発表会で、電子書籍ストアの運営について「提携の検討は水面下では進めているが、発表したもの以外はコメントできない」とした上で、「(コンテンツ数の)『10万点以上』という数は目標ではなく、確定だ。ソフトバンクの意気込みだ」と話した。
関連記事
- ドコモ、DNPと組んで電子書籍に本格参戦 3陣営出そろう
ドコモがDNPと組んで10月末以降、電子書籍販売に乗り出す。電子書籍専用端末も販売するが、「将来はiPadやau端末からでも利用できるようにしたい」というほどの「オープン」な姿勢を強調する。 - 「もう一度、みんなが期待できるauに」 Androidで反転攻勢
auがAndroidスマートフォンで反転攻勢。「もう一度、みんなが期待できるauにしたい」と意気込む。 - DNP、国内最大級の電子書店を今秋開設 ジュンク堂などと連携、5年後500億円に
DNPと傘下の書店持ち株会社CHIグループが、約10万点をそろえた電子書店を今秋オープンへ。DNP傘下の丸善、ジュンク堂、文教堂やbk1とも連携、リアルと電子書籍をそろえたハイブリッド型総合書店を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.