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「法令に違反する事実があったとは思っていない」 DeNA南場社長、公取委の検査にコメント
「このような疑義が二度とかからないような運営を徹底する」――DeNAの南場社長は、公取委の立ち入り検査を受けたことについて、開発者向けイベントでこう述べた。
ディー・エヌ・エー(DeNA)の南場智子社長は12月15日に開いた開発者向けイベント「モバゲーオープンプラットフォームForum」で、同社が独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り検査を受けたことについて、「法令に違反する事実があったとは思っていないが、このような疑義が二度とかからないような運営を徹底する」コメントした。
南場社長はイベントの冒頭に登壇し、モバゲーのプラットフォームの成長を説明した後、「これを申さずにステージを下りるわけにはいかない」と切り出し、「公取委の件に関してはたいへんお騒がせした。法令に違反する事実があったとは思っていないが、まずは調査に全面的に協力し、公取さんの判断を仰ぎたいと思っている」とコメント。
その上で、「みなさんにご心配、ご迷惑をおかけしたことを反省し、公取の判断を待つまでもなく率先して、このような疑義が二度とかからないような運営を徹底することをお約束する。すでに必要な措置を講じている」と話した。措置の具体的な内容は明らかにしなかった。
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