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DeNAに公取委が立ち入り ソーシャルゲームメーカーに圧力かけた疑い
「モバゲータウン」を運営するDeNAに公取委が独禁法違反容疑で立ち入り検査。ライバルのグリーとの取り引きをやめるよう、ソーシャルゲームメーカーに圧力をかけた疑い。
公正取引委員会が12月8日、「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)に独占禁止法違反容疑で立ち入り検査したと、複数のメディアが報じている。ライバルのグリーとの取り引きをやめるよう、ソーシャルゲームメーカーに圧力をかけた疑い。
日本経済新聞電子版の報道によると、モバゲータウン向けにDeNAと契約したり、契約を検討している複数のソーシャルゲームメーカーに対し、グリーと契約を結ばないよう働きかけたり、自社と契約するよう強要した疑いがあるという。
DeNAの広報担当者は、「立ち入り調査中で詳細は分からないので、コメントは控えさせていただきます」としている。
DeNAがソーシャルゲームメーカーに対し、GREEにゲームを提供しないよう圧力をかけていると8月、TechCrunchが報道し、ネットで話題になっていた。
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