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3歳でブログ、9歳でTwitter 「都条例ぷんすか(ω)」のはるかぜちゃんに聞く(3/3 ページ)

「都条例ぷんすか(ω)」――9歳の女の子のTwitterが昨年末、注目を浴びた。漫画が大好きな小4のつぶやきが、大人の心を動かしている。

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2ちゃんの実況板までチェック

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サンタさんにもらったというポータブルDVDプレーヤーで、撮影の待ち時間にもアニメを見ている

 はるかぜちゃんのネットツールは主に携帯で、PCは「ニコニコ動画」でアニメを見る程度。ただ、出演番組の放送が終わった後、母に、「2ちゃんねるの実況板を印刷して見せて」とねだることがあるという。「自分の仕事について、どういうことが書かれているかが気になる」(はるかぜちゃん)からだ。

 「このガキうぜぇ、氏ね」などかなりひどいことも書かれているが、郁世さんは隠さず見せる。「大人は子どもには悪いことを言わないので、子役は調子に乗っていくが、それだといつまでたってもうまくならない」と考えているためだ。

 はるかぜちゃんは根拠のない中傷には怒り、演技の批判からは学び、ほめ言葉には大喜びする。嫌なことが書いてあっても、「一晩寝るところっと忘れて、ほめ言葉だけ覚えている」(はるかぜちゃん)という。

「子どもは結構、賢いんじゃないか」

 「何かを教えたり、制限することもなかった」――郁世さんははるかぜちゃんを、「小さな大人」として育ててきた。幼児語を使ったり言い換えたりせず、大人の言葉で対等に接している。自分もそうして母に育てられたという。

 漫画も自由に読ませているが、不安はないと話す。「子どもは結構、賢いんじゃないか。くだらないエロ漫画を買ってくることもあるが、つまらないと言ってブックオフに売っている。魚の骨を取ってやるように、必要なもの、不要なものを大人が分けてあげることもないのではないか。演技をするなら、人の汚いところも見ておいた方がいい」

 携帯電話も自由に使わせており、はるかぜちゃんはモバゲータウンやGREEでも遊んでいる。だが課金ゲームで散財することもなく、モバゲーやGREEで出会う見知らぬ人は警戒している。「何を使うにしても使う人の問題だと思っていて、うちの子どもは大丈夫と、変な信頼をしている」(郁世さん)

「ひぐらし」実写版に出たい

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 はるかぜちゃんの次の夢は、実写版「ひぐらし」に出演し、ヒロイン・古手梨花を演じることだ。ひぐらしの実写版映画は過去にあったが、小学生のキャラクターを高校生の役者が演じていて「違う」と思ったそう。髪型などキャラのイメージも原作と大きく異なっており、「ひぐらしの監督さんやメイクさんは、何を考えているのかと思いました」とはるかぜちゃんは憤る。

 ひぐらし実写版の話がいつ来てもいいよう漫画を読み込み、アニメを何度も見て、せりふを練習している。もうすぐ5年生。「梨花役は、5年生まではいけると思う。あと1年!」と気を引き締める。

 郁世さんはだいぶ前から“ステージママ”に飽き、娘の仕事に付き合うのにも疲れてきたという。子役を続けているのは、はるかぜちゃんの強い意思。「仕事があるしやわせにかんしゃなのです(ω)」「昔の仕事のろくがをみるといつも、へたに見えて後悔するから、何年たって見ても後悔しない演技をのこしたいです(ω)」――Twitterには仕事への思いもつづられている。

 将来の夢を聞くと、「このままずっと演技を続けて、見てくれた人が感動したり、応援してくれるような女優さんになりたい」という答え。声優や歌手もやってみたいというはるかぜちゃんの毎日は、「@harukazechan」でフォローできる。

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