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「ぜひとも今から節電を」──枝野官房長官
「東京電力管内の国民の協力により、対象地域や停電時間を少なくすることが可能になる」──枝野官房長官が節電への協力を呼びかけた。
枝野幸男官房長官は3月14日午前5時過ぎに開いた記者会見で、東京電力が実施を予定している計画停電について「東京電力管内の国民の協力により、対象地域や停電時間を少なくすることが可能になる」と節電への協力を呼びかけた。
枝野官房長官の呼びかけは以下の通り。
「計画停電は、計画区域内において、電力供給が止まる可能性があるということ。計画区域内でも電気が使えることがありうる。逆に、電気が使えるからといって計画停電が行われていないわけではない。東京電力管内の国民の協力により、対象地域や停電時間を少なくすることが可能になる。国民の力を合わせて努力するようお願いしたい」
「周知期間が短く、対象人口が非常に多いこともあり、開始にあたって若干の混乱も予想される。人工呼吸器を使う方など停電により支障が生じる患者もいる。対応には万全を期しているが、そうした方々の不便をできるだけ軽減するためにも東京電力管内の国民の節電への協力が必要だ」
「本日は計画停電の初日であり、特に立ち上がりの午前中は計画停電区域以外のみなさまには徹底した節電をお願いする。不要不急の外出を控えるなど、徹底して電力の使用を控えていただきたい。東京電力からは大口需要者に対する協力の依頼も行っているが、国民の最大限の協力が不可欠だ。ぜひとも今から節電を始めてください」
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