ネットワールドは4月27日、リモートから社内のデスクトップ環境を利用できるサービス「どこでもお仕事パック」を発表した。5月9日より販売開始する。
新サービスは、英StorMagicの仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」、米Citrixの仮想デスクトップ「Citrix XenDesktop」または米VMwareの仮想化デスクトップ「VMware View」、米HPのIAサーバ、米Fortinetの複合脅威セキュリティアプライアンス「FortiGate-60C」を組み合わせたパッケージ製品。個人所有のPCなどを利用して企業のデスクトップ環境にリモートアクセスできる。
セキュリティ面では、FortiGate-60Cの機能によって、ネットワークログイン用のIDとURLさえあれば、VPNクライアント専用ソフトをインストールすることなくSSL-VPNユーザーの通信をチェックし、ウイルス感染から企業のネットワークを防御できる。一般的にVPNは、クライアントPCにソフトをインストールする必要があり、設定工数、ライセンス費用やセキュリティ確保がボトルネックとなっていた。
価格は、50同時接続でCitrix XenDesktop搭載モデルが819万3400円(税別)から、VMware View搭載モデルが745万4900円(税別)から。いずれも3年間ライセンス、保守費用、初期導入費用を含む。同社は初年度で30パッケージの販売を目指している。
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