米Appleが6月6日に開幕する開発者会議で詳細を公表する「iCloud」はクラウド型音楽サービスとみられているが、同サービスは年間25ドル程度の有料制になるとLos Angeles Timesのブログが報じている。
レコード会社との交渉に近い筋の話として伝えた。当初は無料期間が設けられるようだという。
AppleはiCloudの広告枠も販売する。これら同サービスによる収入の70%はレコード会社に入り、12%は著作権を持つ音楽出版社に、残り18%をAppleが得るという。Appleは既にWarner Music Group、EMI Music Group、Universal Music Group、Sony Music Entertainmentの4大レーベルと契約を交わしたとされる。
iCloudは当初は音楽向けサービスとして始まるが、AppleはiTunesで販売されている映画やテレビ番組にも拡大したいようだと伝えている。
関連記事
- iOS 5に写真のTwitter投稿機能? 米報道
AppleがWWDCで披露する予定のiOS 5には、Twitterへ写真を一発で投稿できる機能が加わると伝えられている。 - Appleの「iCloud」はどんなサービスか WSJが詳細伝える
Appleの「iCloud」は「クラウド音楽サービス」とうわさされてきたが、写真や音楽、動画などのデジタルファイルをオンラインに保存できるサービスになると報じられている。 - AppleのWWDCにスティーブ・ジョブズ氏が登場――iCloudも発表
6月6日のWWDC+では、Lion、iOS 5のほか、うわさ通りクラウドベースの音楽サービスも披露されるようだ。 - Apple、クラウド音楽サービスに向け大手レコード会社との交渉大詰め
米報道によると、Appleが計画しているクラウド型音楽サービスに向け、大手レコード会社との交渉が大詰めを迎えているようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.