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水道施設の管理もクラウドで――富士通、水処理企業にサービス提供
富士通は、水処理企業のメタウォーターに同社のクラウドサービスが採用されたことを発表した。既に水道施設の管理に利用されているという。
富士通は6月7日、上下水道施設に用いる各種機器の開発・設計・建設などを行うメタウォーター(東京都港区)に、富士通のクラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」が採用されたことを発表した。
メタウォーターは富士通のサービス基盤を利用して、上下水道の管理をインターネット経由で行える「ウォータービジネスクラウド」(WBC)というサービスを地方自治体や受託業者向けに4月から提供している。
WBCは、水道施設の稼働状況を監視する「広域監視サービス」、設備の運用・保守に関する情報を一元管理する「アセットマネジメントサービス」、遠隔地から現場作業員の判断や業務を支援する「遠隔支援サービス」――で構成。メタウォーターによると、このサービスを複数の自治体/事業者が共同利用することで、システム運用コストを約3割削減できるとしている。
またサービスの認証基盤には富士通の「WebSERVE smart SaaS基盤」を採用している。これにより、マルチテナントの環境でも各自治体/事業者が必要な機能を安全に利用できるようにしている。
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