Android端末の販売増がMSの収益源に Samsungやオンキヨーから特許料
世界一のスマートフォンメーカーになる見通しのSamsungに対し、MSがAndroid端末1台ごとに15ドルの特許料を支払うよう要求しているという。既に台湾HTCやオンキヨーはMSへのライセンス料支払いに合意している。
Galaxy S IIの販売が好調な韓国Samsung Electronicsに対し、米MicrosoftがAndroid端末1台ごとに15ドルの特許料を支払うよう要求したと韓国メディアやロイター通信などが報じている。特許を豊富に持つMSはAndroid端末メーカーに対し相次いでライセンス料の支払いを求めており、既に台湾HTCやオンキヨーが応じている。
MSが1台当たり15ドルを要求したのに対し、Samsungは10ドルに値下げできないか模索しているという。Samsungは今年4〜7月期だけで1900万台のスマートフォンを販売しており、フィンランドのNokiaを抜いて世界最大のスマートフォンメーカーに躍り出る見通し。仮に1台当たり10〜15ドルを支払う場合、総額はこの四半期だけで数億ドル規模になる計算だ。
OS関連などで数多くの特許を保有するMSは、これまでLinuxなどのオープンソースソフトウェアが同社の特許を侵害していると主張してきた。AndroidはLinuxをベースとしている。
昨年4月にはHTCとライセンス契約を結んでおり、HTCはAndroid端末が1台売れるたびにMSに5ドルを支払っているとされる。このほか数社とライセンス契約を結んでおり、今年6月にはオンキヨーとライセンス契約を締結。詳細は明らかにしていないが、オンキヨーはAndroidタブレットに関連してMSにライセンス料を支払うことで合意している。
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