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Google、「Buzz」や「Code Search」も終了へ

製品担当副社長のホロビッツ氏は、「Google Buzz」で学んだ多くのことを「Google+」に反映させていくと語った。

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 米Googleは10月14日(現地時間)、主力サービスへのリソース集中のため、「Google Buzz」をはじめとする5つのサービスを打ち切ると発表した。ラリー・ペイジ氏のCEO就任以来、「Google Desktop」や「Sidewiki」など、20以上のプロジェクトが終了になっている。

 今回発表されたのは以下の5サービス。また、7月の予告通り、実験的サービスの発表の場であった「Google Labs」は閉鎖され、www.googlelabs.com/はGoogle検索のトップページにリダイレクトされる。

Google Code Search

 Google Code Searchは、2006年10月にスタートしたオープンソースのコードやAPIを検索するサービス。正規表現も利用でき、言語別、ライセンス別のフィルタリングも可能だ。

 2012年1月15日に閉鎖の予定。

 code search

Google Buzz

 Google Buzzは、2010年2月にGmailの1機能としてスタートしたリアルタイムなソーシャル機能。米Twitterや米Facebookが台頭する中、同社初のソーシャルサービスとして注目を集めたが、プライバシー設定の問題などでスタートからつまずき、その後も利用者数が伸び悩んでいた。同社はGoogle Buzzを終了する代わりに、6月に立ち上げたソーシャルサービス「Google+」に集中していくという。

 Googleの製品担当副社長、ブラッドリー・ホロウィッツ氏は自身のGoogle+で、Buzzからはプラバシーの扱いやサービス公開の方法など、多くの事を学んだと語り、Buzzのユーザーの多くがGoogle+を利用するようになったので、Buzzを終了する時が来たと判断したと説明している。

 Buzzは向こう数週間のうちに終了する。それ以降は新規のBuzzは投稿できないが、既存のBuzzはユーザーのプロフィールで閲覧でき、「Google Takeout」でダウンロードすることも可能だ。

Jaiku

 Jaikuは2007年10月に買収した同名の企業によるモバイル向けソーシャルサービス。Twitterのようにユーザーが自分の位置情報やメッセージを配信するものだ。2009年に開発は中止になっていたが、サービスとしては継続していた。

 2012年1月15日にサービスを終了する。データのダウンロード方法を準備中という。

iGoogleのソーシャル機能

 iGoogleは、2005年に「パーソナライズドホームページ」としてスタートし、2007年に現在の名称になったカスタマイズ可能なスタートページ。同サービス自体は今後も継続するが、2007年に追加されたガジェットやコンテンツの共有機能を、2012年1月15日に終了する。

University Research Program for Google Search

 一部の学術研究者向けに提供していたGoogle検索の結果にアクセスできるサービス。これも2012年1月15日に終了する。

 ペイジCEOは過去最高となった第3四半期の業績発表の電話会見で、今後も製品やサービスの整理を続け、主力サービスへのリソースと労力の集中に取り組むと語った。同社は8月に「App Inventor」の、9月に「Google Desktop」や「Web Security」ほか8サービスの、10月に入って「Boutiques.com」の終了を発表している。

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