【記者の6つ道具+1】ビバ! ルックス至上主義
週末の与太話シリーズ「記者の7つ道具」、今回は“ええ話”記事とITmedia オルタナティブ・ブログを担当する「ばんちょ〜」こと鈴木麻紀が、その美学をつづります。
ムチャぶりするのは好きですが、ふられるのは苦手です。
いつのまにかわが編集部のリレー連載になっている「記者の7つ道具」シリーズ。最初の2回こそ純粋に取材道具の紹介をしていたのですが、前々回のセキュリティ対策、前回の出張アイテムと変化球が続き、大変ハードルが高くなってきました。
しかも前回記事の末尾には「鈴木麻紀が軽快なメロディを奏でながら、魅惑の7つ道具を紹介する」と予告されています。これではまるで、私が道具ごとにイメージソングなぞも一緒に紹介しそうではないですか。
ふられたムチャは華麗にスルーします。私にムチャをふるなんて10万年早くてよ、伏見記者。ちなみに私は仕事中に音楽は聴きません。なぜなら踊ってしまうからです。
基本セット 道具は道具らしくが美しい
最初にご覧いただくのは会社常備の3点セット、いたってシンプルです。私はプロダクトはそのままが1番美しいと思うので、携帯電話もドアノブもカバーをつけない主義です。質実剛健、機能第一ビューティホー。シンプルな道具が似合う私って素敵!
後ろに控えているモジャモジャした物体は、カメラバッグ(通称ガジロー)です。カメラ用として売られているバッグはどーにもこーにもジジむさいので、表参道のオサレショップで買ったショルダーバッグを代用しています。茶色い方のはICレコーダーやケーブルなどを入れるバッグ。こちらは神戸のオサレショップで買いました。オサレバッグからゴツイ道具を取り出す瞬間の私、そのギャップがたまらない!
そうそう、私が仕事道具を選ぶときに大切にしているポイントがもう1つあります。それは「それを持っていると私が格好よく見えること」です。カメラもこの観点で選びました。ポージングは日々研さんしていますが、撮影技術は磨いてません。でも、いいんです。だってゴツめのカメラを持った私って、本当に格好いいんですから!
ご自宅セット 外見よければすべてよし
次にご覧いただくのは、自宅で使っているPCたちです。パビは屋内作業用、ヘアライン加工が美しいというだけの理由で購入しました。ちなみにOSはWindows 7、しかもタッチ対応です。以前WindowsスレートPCのブロガー・ミーティングでやってきたMicrosoftのタッチエバ(という表現でいいのかな?)に「私のPC、タッチだよ」と話しかけたところ、「変わってますね」といなされてしまいました。おかしいなあ、優雅にタッチする私の姿が想像できなかったのかしら?
下のシルバーの台は春に退職した会長から巻きあげたものです。この夏は、下にアロマオイルを染み込ませたハンカチにくるんだ保冷材を置いて節電を乗り切りました。節電時も香りに気をつかう私って、本当にエレガントです!
真っ赤な可愛い子ちゃんは携帯用のビビ。旅行や長時間の外出のときに連れて歩きます。購入のポイントはもちろん「可愛いから」、そして「持っていると、私が“より”素敵に見えるから」。ビビを使っているといろいろな人から「まあ、可愛い。まあ、可愛い」と言われます。皆さんの視線が私ではなくビビに向いているのは気のせいだと思います。
アナログセット だって私は美人だから
取材や打ち合わせのメモは基本的に手書きです。文字だけでなく、図を書いたり、丸でグリグリしたり、あっちゃとこっちゃを線で結んだりしながら考えをまとめていきたいからです。
緑色の大学ノートは数年前にベトナムで大人買いしたものです。いやー、ベトナムって大人買いしちゃいますよねー、おさじ48本とか、ドレス14着とか。表紙がボロボロですが、いいのです。このボロボロから涙がボロボロこぼれる“ええ話”が生まれるのですから。
手帖はL'AGENDA MODERNE。仕事の予定はサイボウズで全社共有していますが、プライベートの予定もありますのでこちらで総合管理しています。数々のデートのお誘いもこれでバッチリ、バッティングなし! ちなみに以前は手のひらサイズのものを使っており、(丸の内の伊東屋では取り扱っていないため)店長に本店まで取りにいかせてました。店長をも走らせる私の魅力って本格的ね!
黒くて細長いのはメモジョッター、主に打ち合わせ用です。ボールペンは、オルタナブロガーの故高橋徹さんからいただいたもの。塗装がはげてきましたが、ずっと愛用し続けます。
ちなみに私はとても悪筆です。その文字は私以外の誰にも読めないので、暗号などと呼ばれます。なになに、字はきれいは方がいいって? そりゃ、そうですけどね。でも考えてもみてください。「字のきれいな不美人」か「字の汚い美人」かと言われたら、あなたはどちらを選びますか? 私は絶対後者です!
ヒューマンセット 全員、顔で選びました
最後に紹介するのは、ITmedia オルタナティブ・ブログのブロガーの皆さんです。日々わっせわっせとブログを書いてくれるのはもちろんのこと、記事を書いてくれたり、取材させていただいたりと存分に活用、もとい協力いただいています。私が毎日ご飯(主に肉類)を食べていけるのは、ブロガーの皆さんのおかげです。
ちなみに、ブロガーは全員、顔で選びました。どうですか、この美男美女っぷり。素晴らしいでしょう? オルタナブロガーになるためには書類と私との面談という2段階の審査を通過しなければなりません。面談を行う理由はもちろん、外見を見るためです。経歴や文章のうまい下手なんて関係無い! すべては外見、私はルックス至上主義なのよー!
記者の7つ道具シリーズはいよいよ来週が最終回。12月24日はITmedia ニュースの小林伸也が、クリスマスイブを2.8倍楽しくする7つ道具を紹介します。
関連記事
- 【記者の7つ道具】深夜に味わう味噌汁
週末の箸休め的コラム「記者の7つ道具」。今回は、ITmedia エンタープライズ編集部の伏見学が出張時のマストアイテムを紹介する。 - 【記者の7つ道具?】セキュリティ担当が気にしている7つの対策
突然に始まった「記者の7つ道具」シリーズ。今回は誇れる道具を持っていないセキュリティ担当記者が普段から心がけている対策や道具などを少しだけ紹介してみたい。 - 【記者の7つ道具】ITニュース記者、ITを使いこなせず悩む
今年の春からIT系ニュース記者になったはずなのに、Macbook AirやマウスなどのITツールが言うことを聞かない……。リレー企画である本企画の第2回目は、ITmedia ニュース編集部の本宮学がお届けする。 - 【記者の7つ道具】オリンパスショックは取材カメラ選びに影響するか?
ケータイからスマホというトレンドや、モバイルブロードバンドの実用化などが「記者の7つ道具」にも変化を与えていそうだ。リレー連載となる本企画の初回は、ITmedia エンタープライズ編集部の石森将文がお届けする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.