位置情報を利用してアイドル育成 「スタプラ!」を東映アニメとコロプラが展開
キャラとストーリーを「プリキュア」の東映アニメが手がけるアイドル育成ゲーム「スタプラ!」がコロプラに登場。位置情報を活用して楽しめる。
コロプラと東映アニメーションは5月9日、位置情報を利用したアイドル育成ゲーム「スタプラ!」を、コロプラのモバイル向けプラットフォーム上で公開した。まずフィーチャーフォン(従来型携帯電話)で利用でき、Android版も6月中に公開する予定だ。
スタプラ!は、プレイヤーの現在地移動や“ガチャ”によってもらえるゲーム内通貨を使い、ヒロインキャラクターをスターに育成するゲーム。現在地に応じた「ご当地オーディション」にも参加でき、他のプレイヤーに勝利すればその地域に関連したオリジナル衣装(マグロの産地なら“マグロ人間”の着ぐるみなど)を獲得できる。また、ゲーム内ポイントをためれば、プレイヤーが実際にいない地域のオーディションにも「ワープ」して参加できる仕組みだ。
登場するキャラクターやストーリーは東映アニメーションが手掛け、キャラクターデザインには「プリキュア」シリーズを手掛けた川村敏江さんを起用。ヒロインの声優には山本彩乃さん、井口裕香さん、斉藤佑圭さん、江里夏さんを起用し、6月には徳間ジャパンコミュニケーションズからオリジナルCDを発売する予定だ。
また「アニメイトTV」(フロンティアワークス)でWebラジオ配信、「メガミマガジン」(学研パブリッシング)でオリジナルコミックの連載も始まる。今後、アニメ展開やフィギュア展開なども検討しているという。コロプラの長谷部潤CSO(最高戦略責任者)は、オリジナルモバイルゲームの多メディア展開は「業界初のユニークな取り組み」と話す。
ゲームの開発・運営はSeed Cが担当し、キャラクターの著作権はコロプラと東映アニメーションが共有。収益はゲーム内と2次利用のそれぞれで関係各社で分配する。
東映アニメーションの鈴木篤志 企画営業本部コンテンツ事業部長は「モバイルゲームだけでなく、音楽、雑誌やコミック、フィギュアなどの商品、Webメディアなど、全てのエンターテインメントチャンネルで楽しんでもらえるコンテンツに仕上がった」とし、「まさにオールラウンドエンターテインメントの誕生だ」と意気込んでいる。
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