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SNSで会話を“予習”する人たち
TwitterやFacebookの普及で、実際にやり取りしなくても他人の近況が分かるようになった。だが、それは本当に良いことばかりなのだろうか。
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≫ 2012年5月14日〜2012年5月20日
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先週は、Twitterに夢中になり過ぎて留年してしまったという女子大生を取材した記事がランキング1位になった。
Twitterのやり過ぎで留年してしまった――というトピックばかりに目が行きがちなこの記事だが、記事中で彼女がTwitterをやめた後の感想として語った一言が印象的だったので、改めて紹介させてほしい。
――「最近は友人とごはんを食べている時も、近況を知らないので話していて新鮮ですね。今までは、Twitterのテキストで事前に会話を“予習”しているような感じだったので」
TwitterやFacebookの普及により、いまや直接会話したりメールや手紙でやり取りしたりすることなく、他人の近況が分かるようになっている。記者も例えば旅行から帰ってきた友人と話すときなど、友人が旅行先でどこに行き、何を食べ、何に感動したかを、聞くまでもなくなんとなく分かってしまっている場合があって驚いたりする。
SNSをチェックしていると友人の近況が分かって楽しいし、実際に会った時にもSNS上の情報をきっかけとして話題が生まれることもある。ただ、会話の「新鮮さ」という部分ではいくらか失われてしまった部分もあるのでは――そんなことを思わされた記事だった。
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