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CD苦戦の陰で、ひっそりと進化を遂げるレコードWeekly Access Top10

先週のランキングには、CDの売り上げ低下について独特の切り口で迫った記事がランクイン。このようにCDが苦戦を強いられる陰で、アナログレコードがひっそりと進化を遂げていることをご存じだろうか。

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 先週のランキングには、音楽関連のものが2本登場。特に、オリコンのデイリーランキングで「1日の売上693枚のCDが3位に入った」という事件を入り口に「音楽業界は現代の“中二病”にキャッチアップできていないのでは」と中二病風に論じた2位のコラムの注目度は高く、ツイート数とFacebookの「いいね!」の数がともに1000超となった。

 学生時代に音楽サークルに所属していた記者の周りには、音質を重視して“CDよりもアナログレコード派”という友人も多い。CDとアナログレコードの音質の差についてはさまざまな議論があるため割愛するが、アナログレコードのほうがCDよりも音質がいいと主張する人は多く、実際、一部の音楽ショップやECサイトでは現在も活発にレコードの販売が行われていることから、根強いニーズがうかがえる。

 そのように一部で根強い人気を誇るアナログレコードだが、欠点としてしばしば挙げられるのは、CDと比較して持ち運び性に劣るということだ。もともとのサイズがCDよりも大きいほか、MP3などの圧縮音源にするためには専用機器が必要であったりするため、MP3プレイヤー全盛の今となっては新たにレコードに興味を持ってもなかなか手を出しにくい人も多いだろう。

 だが、最近のアナログ盤にはMP3のダウンロードリンクが付いているものも多いことをご存じだろうか。つまり、家では音質が良い(とされる)レコードで再生し、家の外ではMP3プレイヤーで聞くことができるのだ。これで、レコードの欠点はほぼ解消されたといってもよいだろう。

 しかしながら、新品だけでなく中古レコードを探すのもレコードの楽しみの1つ。今後は過去に売られたレコードの購入者向けにも何らかの形でMP3などを提供する仕組みができないものかと、儚い期待を抱いてしまう次第である。

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