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アプリのパーミッションを悪用するモバイルマルウェアに注意を

マカフィーによれば、ユーザーがパーミッションにほとんど注意を払わない現状に付け込んで、マルウェアをインストールさせる手口が増えているという。

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マルウェア感染アプリの上位20本とカテゴリー(McAfeeより)

 モバイルアプリのパーミッションについてユーザーがほとんど注意を払わない現状に付け込んで、マルウェアをインストールさせる手口が増えているという。セキュリティ企業の米McAfeeが6月27日に発表したモバイルセキュリティ報告書で明らかにした。

 同報告書ではMcAfeeのネットワークなどを通じて収集したモバイルアプリを分析し、課金用の番号にSMSを送信してしまうマルウェアや、Google Playのレーティングを5つ星にしてしまうマルウェアの事例について報告している。レーティング詐欺アプリは米国やインドほか64カ国でユーザーをだます目的で使われているという。

 特に無料ゲームアプリはこうしたマルウェアが仕込まれているケースが多いとMcAfeeは報告。ダウンロード数の多いマルウェア感染アプリ上位20本の分類では、ゲームを筆頭に、パーソナライゼーション、音楽、アダルトといった分野が大半を占めた。

 「ほとんどのコンシューマーはアプリのパーミッションのことが分かっていないか、気にかけていない。サイバー犯罪集団がその状況に付け込んで、モバイルマルウェアを配布する手段としてアプリのパーミッションを悪用するケースが増えている」とMcAfeeは警告している。

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