電話を取らなくなった後輩は昇進が内定している
新人のころは真っ先に電話を取っていた人も、昇進すると気が大きくなって電話を取らなくなることはよくある。だが、これは裏を返せば「電話を取らなくなる=昇進する予兆」とも言えるのではないか。
そこで社内をめぐって、電話を取らない後輩に「昇進するの?」と直撃することにした。
まずは2つ下の営業女子。今年他部署から営業に移ったばかりだが、すごい早さで初受注を獲得したやり手女子だ。となれば昇進も近いはず。電話だってだんだん取らなくなっているに違いない。
後輩女子を見張ること5分、10分……お盆期間のためか、なかなか電話がかかってこない。そればかりか、後輩女子を見つめる自分に対する周囲の視線のほうが気になってきた。
トゥルルル……
ようやく1本目の電話がかかってきた。見張り始めてから20分後だ。体感的にはそれより長く感じたが、実験結果にはまったく関係ない。
なんということもない、後輩女子は普通に電話に出てしまった。「お電話ありがとうございます」と、礼儀正しくやり取りしている。これではちっとも面白くないので、別の後輩を当たってみることにした。
次の後輩、というか同期だが、こちらは営業部から編集部に移ってきた女子社員。ジャケットスタイルの営業部から解放された反動なのか、毎日ミニスカートで出勤しているありさまだ。このリラックス具合からすると、もしかしたら自分を差し置いて昇進が決まっているのかもしれない。
早速電話が鳴るのを待っていると、今回はすぐ鳴った。「はい、アイティメディアでございます」……って、出たのは中尾くんじゃないか。
一方、同期女子は受話器に触るそぶりもない。これは昇進説が濃厚になってきた。勇気を出して、あの言葉を同期女子に投げかけてみることにした。
「突然すまないんだけど、近いうちに昇進するの?」
「えっ」
「いやだって、最近電話に出なくなったから」
「何言ってんの」と言われたような空気になってしまった。いっそ言われたほうがまだよかった。
というわけでとても微妙な雰囲気になってしまったが、昇進する予定は特にないようだ。先を越されずよかったよかった……って、“予兆”の実験としては失敗ではないか。まあいいか。
結論:同期女子が電話を取らなくなったのは、昇進する予兆ではなかった
なお、今回コラボした日立の「JP1」は、システムに障害が起きる前にその“予兆”を検知し、障害前に対処できるようにする機能がある。これを分かりやすく説明するために実験を行ったのだが、なんだかよく分からない結果になってしまった。それでも少しはご理解いただけるきっかけになれば幸いである。
「JP1」っていったい何だ
新入社員がコロコロ社員になってしまうのと同じように、会社が導入したシステムもいつかは障害が起きてしまうもの。トラブルが起きてから復旧させるのは大変だが、「いつもと違う動きをしてるから障害が起きそう!」という“予兆”が分かれば、その原因を突き止めて事前に対処できるはずだ。
そうした機能を備えるのが、日立製作所のシステム運用管理製品「JP1」だ。「予兆検知」以外にもシステムの運用自動化など多くの機能を持っているので、詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでほしい。
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