セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイHD)は12月2日、通販大手ニッセンホールディングスを子会社化すると発表した。
セブン&アイHD子会社でIT関連を担当するセブン&アイ・ネットメディアが実施する株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資を通じ、ニッセンホールディングス発行済み株式の約50.1%を取得し、子会社化する。TOBで50.1%を買い付けた場合、取得額は約126億円。
セブン&アイグループはリアルとネットを融合してあらゆる販売チャネルを活用する「オムニチャネル」戦略を進めており、ニッセンが持つネット通販ノウハウなどを活用していく。ニッセンは調達した資金をネット対応強化へのIT投資などに充て、両社で相乗効果の拡大を図っていく。
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