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電通、米インキューベーター「500 Startups」ファンドに出資
電通デジタル・ファンドが、スタートアップ育成に多くの実績をあげている500 Startupsのファンドに出資。有望ベンチャーの発掘や現地の関係構築が狙い。
電通のデジタル中間持ち株会社・電通デジタル・ホールディングス(DDH)は12月9日、米国のインキュベーター、500 Startupsが運営するファンドに出資すると発表した。現地企業や投資家との関係構築、出資先候補の発掘、日本・アジア進出時の支援などを行う。
500 Startupはシリコンバレーに拠点を置き、数多くのスタートアップ企業の育成(インキュベーション)を手がけ、過去3年間でネット関連企業を中心に500社以上に出資している。
DDHが出資するファンド「500 Startups III」は運用期間10年で最大1億ドル規模。DDHは総額100億円の自社ファンドを通じて出資する。
出資を通じ、500 Startupsの出資先ベンチャーや現地のエンジェル投資家、著名ベンチャーキャピタルとのネットワーク構築を図っていく。広告・マーケティング関連ベンチャーなど直接出資する候補の発掘や、成長が期待できるベンチャーとの早期の関係構築、日本・アジア市場進出時の支援/協業関係の構築も進める。
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