トルコ政府がTwitterへのアクセスを遮断している問題で、トルコの憲法裁判所は4月2日(現地時間)、Twitterへの遮断は「表現の自由や個人の権利を侵害している」と判断し、撤回を命じた。現地メディアなどが報じた。
またロイター通信によると、米国務省の副報道官はトルコのTwitter遮断について「司法が判断したのなら撤回する必要がある」と述べ、同様に遮断されているYouTubeへのアクセスも回復されるべきとした。
トルコでは3月下旬、汚職についての情報が出回っていたTwitterをエルドアン首相が「撲滅する」とアクセスを遮断。国家機密が投稿されたとしてYouTubeへのアクセスも遮断した。米Twitterは現地でトルコ政府を提訴している。
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