ニュース
STAP細胞問題で理研・笹井氏が16日に記者会見 論文共著者
「STAP細胞」論文問題で、小保方氏に論文執筆を指導したとされる笹井芳樹CDB副センター長が16日に会見。
理化学研究所は4月15日、英科学誌「Nature」に発表した「STAP細胞」論文に不正があった問題で、小保方晴子ユニットリーダーに論文執筆を指導したとされる笹井芳樹 発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長の会見を、16日午後、都内で行うと発表した。
STAP論文著者で理研に所属するのは小保方氏、笹井氏と、丹羽仁史 CDBプロジェクトリーダーの3人。小保方氏、丹羽氏は会見を行っており、笹井氏の会見で、理研所属の論文著者全員が会見することになる。
理研調査委員会は、笹井氏について「データの正当性と正確性などについて自ら確認することなく論文投稿に至っており、その責任は重大」と指摘している。
関連記事
- 「共著者の1人として心よりおわび」 丹羽氏が記者会見 再現実験へ
「STAP細胞」論文不正問題で、再現実験の実施責任者で論文共著者の丹羽氏が会見。「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。 - STAP細胞作製、小保方氏「200回以上」VS.理研「完全再現といえず」 成功の認識にずれ
「どの段階でSTAP細胞の作製に成功したと判断するのか」という点について、小保方氏と理研などとの認識のズレが表面化している。 - 「STAP細胞作製、200回以上成功」「実験ノートは2冊ではない」「研究続けたい」 会見で小保方氏が語ったこと
「STAP細胞の作成には200回以上成功した」「実験ノートは2冊じゃない」――理研の小保方氏が会見し、さまざまな疑義に答えた。 - 3年分の実験ノートは2冊だけ──「不正行為は小保方氏1人」 理研の調査委、STAP細胞自体には踏み込まず
「STAP細胞」問題について理研の調査委が会見。2点の研究不正を認定した。小保方氏の3年分の実験ノートが2冊しかないことが判明するなど、データ管理のずさんさが改めて浮き彫りになっている。 - 小保方氏、研究不正認定に「驚きと憤り」「とても承服できない」 理研に不服申し立てへ
理研の調査委が研究不正を認定したことに対し、小保方氏は「驚きと憤りの気持ちでいっぱい」「とても承服できません」とコメント、不服を申し立てる意向を明らかにした。 - 「データの扱い、極めてずさん」 STAP細胞問題で理研が中間発表 画像切り貼り「いけないとの認識なかった」
理研が「STAP細胞」の論文の疑義についての中間報告を発表。野依理事長は「未熟な研究者が、膨大なデータをずさん、無責任に扱い、本来あるべきでないミスが起きた」と話し、陳謝した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.