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Facebook、単体アプリ「Camera」と「Poke」をひっそり終了
Facebookが、Snapchatに対抗して公開したiPhoneアプリ「Poke」とInstagramのようなカメラアプリ「Camera」をApp Storeから削除した。
米Facebookが2012年にリリースしたiOSアプリ「Camera」と「Poke」が米AppleのApp Storeから消えた。同社は5月9日(現地時間)、The Vergeに対し、これらのアプリを削除したことを認めた。
Pokeは米Snapchatの同名の人気アプリに対抗してリリースされたもの。Cameraは同社が米Instagramの買収を発表した後にリリースした、Instagramと似たような機能を持つ写真アプリ。いずれもリリース直後はある程度注目されたが、その後アプリランキングに入ることはなかった。
これでFacebookによる単体アプリは「メッセンジャー」、Facebookページ管理者向けの「Pages Manager」、米国のiOSユーザー向けに今年1月にリリースされた「Paper」のみとなった(Android向け「Home」はアプリというよりはスキン)。傘下企業のアプリとしては「Instagram」がある。
メッセンジャーについては、Facebookは近くFacebookアプリからメッセージング機能を削除し、単体アプリでのみ利用可能にするという計画を明らかにしている。
PaperはFacebookの新着情報をカテゴリー別に閲覧・コメントできるiPhoneアプリ。同社が2013年末に立ち上げた人工知能研究ラボによる最初の製品だ。
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