Microsoft、Chrome拡張機能「OneNote Clipper」リリース
OneNoteにWebページを保存するためのブックマークレットを主要ブラウザ向けにリリースしたところ、Google Chromeでの利用率が高かったため、Chrome拡張機能版を提供することにしたという。
米Microsoftは6月6日(現地時間)、米GoogleのChromeブラウザおよびChrome OSの拡張機能として、メモアプリ「OneNote」にWebページを保存するためのツール「OneNote Clipper」をリリースした。Chromeウェブストアからインストールできる。
OneNoteは、テキスト、画像、動画、音声を記録し、MicrosoftアカウントでログインしたクラウドストレージOneDrive(旧SkyDrive)を介して共有できるメモアプリ。Windows版、Office Online版、Windows Phone版、Mac版、iPhone版、iPad版、Android版があり、対応するすべての端末でノートをOneDriveに保存し、閲覧・編集できる。
Chrome拡張機能のConeNote Clipperをインストールしたら、拡張ツールバーにOneNoteアイコンが表示されるので、クリップしたいページを表示してこのアイコンをクリックればOneDriveのOneNoteクイックノートにそのページが保存される。ページを保存すると表示される「ページのクリップ先」の右にあるOneNoteアイコンをクリックするとOneNoteが起動し、保存したWebページを確認できる。
Webページは画像として保存されるが、検索できるようにページタイトルはテキストとして追加される。また、URLも同じノートに追加されるので、オリジナルのページに戻ることも可能だ。
OneNote Clipperは当初、主要Webブラウザ(Internet Explorer、Chrome、Firefox、Safari)向けのブックマークレットとしてリリースされた。Microsoftによると、リリース後に利用状況のデータを調べたところ、ChromeでOneNote Clipperを使っているユーザーが非常に多く、また、Chrome拡張機能としてのリリースを望む声が多かったという。
既にChrome用ブックマークレットをインストールしている場合は、ブックマークレットを削除してChrome拡張機能をインストールすれば問題なく使える。
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