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Google、AdWordsポリシー改訂で新ポリシー違反ポルノ広告を非表示に
Googleが3月に予告していたAdWordsポリシーの改訂を実施し、「露骨な性的表現を含むコンテンツ」の広告を承認しなくなった。
米Googleが、3月に予告していたAdWordsポリシーの改訂を発効し、ポリシーに違反するポルノ広告を表示しなくなった。米CNBCをはじめとする複数のメディアが報じた。
Googleは以前から児童ポルノなどに関連する広告は承認していないが、今回の改訂で承認しないコンテンツの範囲が拡大された。新しいAdWordsポリシーでは、露骨な性的表現を含むコンテンツ(性器、肛門、口腔を使用した性的行為、ハードコアポルノ、マスターベーションなどの性的刺激を目的とした性的描写の宣伝)など、掲載が許可されない広告の種類と、広告が承認されなかった場合の対処方法などが明示された。
新ポリシーに違反する可能性のある現行広告の広告主に対しては、新ポリシー発効前に広告を修正するよう促すメールが送られていた。
なお、ポリシーに違反する広告は表示されないが、性的描写を含む検索結果が表示されないわけではない。例えば「エスコートサービス」を検索すると、関連サービスの広告は表示されないが、検索結果にそうしたサービスを提供する企業のサイトへのリンクが多数表示される。
Googleの検索結果では最近、「ロリ」を含む検索の結果に変化があったが、数日後元に戻り、現在もその原因は不明のままだ。
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新ポリシーでは「ポルノを含むアプリやポルノを助長するアプリは禁止します。これには、性的な表現、または露骨な描写を含むコンテンツ、アイコン、タイトル、説明が含まれます」となった。
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