Facebook、ニュースフィードの広告表示でユーザーの声をより重視
Facebookは、ユーザーがニュースフィードに表示される広告を報告するメニューを変更し、非表示にする理由を細かく尋ねるようになる。普段あまり非表示にしないユーザーが非表示にすると、その広告は他のユーザーのニュースフィードにも表示されにくくなる。
米Facebookは9月11日(現地時間)、ニュースフィードに表示する広告についての改善について発表した。
同社はここ数年、ニュースフィード上の投稿や広告の右上に設置したプルダウンメニューで、その投稿を非表示にしたりスパムとして報告できるようにしている。報告すると、その広告主の広告やその広告と似たカテゴリの広告が表示されにくくなる。これは、他のユーザーのニュースフィードでの広告表示にも反映されている。
このプルダウンメニューの項目が増え、非表示の理由を選択できるようになる。非表示にするだけでなく、気に入った広告について「この広告は有用だ」というフィードバックを送ることも可能になる。
非表示にする項目を選択すると、さらに非表示にする理由を問うメニューが表示される。
ユーザーによる非表示を他のユーザーのニュースフィードに反映させる率は、そのユーザーが広告を非表示にする頻度によって異なる。あまり非表示にしないユーザーが非表示にする広告にはよほどの理由があるという判断だ。
Facebookによると、この変更が広告主に与える影響は少なく、従来より適切な相手に広告が表示されるようになるという。一部のユーザーを対象としてテストでは、広告をあまり非表示にしないユーザーが非表示にする率がさらに30%減ったとし、ユーザーの声を注意深くきくことで、より良い広告を表示できることを意味するとしている。
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