オムロンは、人の顔やジェスチャーを認識する、手のひらサイズのカメラ装置「Human Vision Components - Consumer model」を12月に発売すると発表した。BluetoothやWi-Fiでスマホなどと連携し、アプリから操作できるのが特徴。
表情、性別、年齢、視線、ジェスチャーなど、合計10種類の状態をカメラで認識する装置。子どもの帰宅状態や高齢者の体調をモニタリングする“見守り”系サービスに応用したり、スマホゲームの入力装置として活用したりと、さまざまな使い方を想定している。
家電などへの組み込み機器として提供していたものを単体装置化した商品で、アプリ開発者や一般消費者など幅広いユーザーへ訴求する考えだ。
関連記事
- 東芝、「人間らしい」ロボット開発 腕や手が自然に動く 来年度実用化へ
東芝は、人間らしい容姿で腕や手が自然に動くというコミュニケーションロボットを開発した。来年度には受付窓口や展示会の案内係用のロボットとして実用化を目指す。 - MITメディアラボの研究者が開発する家庭用アシスタントロボット「Jibo」、499ドルで予約受付中
「Jibo」は家族の顔を覚えてそれぞれの相手に必要なタイミングで適切な対応をするアシスタントロボット。MITメディアラボのブリジール氏が立ち上げたJibo.comはこのロボットを2015年12月に499ドルで発売する計画だ。 - Facebook、“ほぼ人間レベル”の顔認識技術「DeepFace」を発表
Facebookの人工知能ラボが、「ディープラーニング」技術を使った顔認識技術を発表した。その精度は人間とほぼ互角の識別率97.25%という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.