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「やばい」「かっこいい」福祉機器が目指すのは“意識のバリアフリー” 「“超福祉”の日常を体験しよう展」に行ってきた(2/2 ページ)
「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」が開催されている。「やばい」「かっこいい」福祉機器とはどのようなものだろうか? 早速現地で取材してきた。
記者がWHILL Model Aに乗ってみると……
会場内では試乗の機会も用意されていたので、実際に記者がWHILL Model A に乗ってみた。一般的な車いすは車輪を手で押すタイプが多いが、WHILL Model Aの特徴は「ボタン操作」で発進/ストップやスピード調節を行うこと。果たしてうまく乗りこなせるだろうか。
乗る側から見て左手を置く部分には、発進/ストップを切り替えるボタンがあり、上部にスピード調節を行うボタンがある。さらに右手部分には車の運転レバーのようなつまみがついており、行きたい方向をコントロールできる仕組みだ。前輪は24個の小さなタイヤをリング状に重ねた作りになっており、小回りの効く動きを体感できた。
会場の安全上の理由から試すことはできなかったが、最高で時速6キロのスピードが出せるとのこと。従来の車いすは「手でこぐのが大変」「思う方向に進まない」などのイメージがあったが、こちらは障害の有無に関係なく、思わず乗りたくなってしまうようなマシンであると感じられた。
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