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「LINE」自作スタンプ、作者の取り分3割減 売り上げの50%→35%に
「LINE Creators Market」で、クリエイターへの売り上げ分配額が50%から35%に減る。LINEへの分配額の増加分は、スタンプの審査期間の短縮化などに投資する。
LINEはこのほど、ユーザーがLINEのスタンプを制作・販売できる「LINE Creators Market」で、クリエイターへの売り上げ分配額を、50%から35%に変更すると発表した。2月1日以降に審査申請のあったスタンプから適用する。LINEへの分配額の増加分は、スタンプの審査期間の短縮化などに投資する。
LINE Creators Marketは、ユーザーが自作のスタンプを1セット100円で販売でき、売り上げの50%を作者に分配していた。これまで、App Store/Google Playなどの手数料(売り上げの30%)は同社の利益分から出していたが、2月1日申請分以降は、この手数料を差し引いた残り(70%)を、LINEとクリエイターで折半する形に変更する。
増えたLINEの取り分は、審査を高速化するための審査スタッフの拡充や、スタンプを探しやすくするためのカテゴリ追加など、スタンプショップ刷新のための資金にする。あわせて、振り込み申請に必要な最低支払い金額を1万円から1000円に引き下げ、より多くのクリエイターが売り上げを手元に得られるようにする。
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