米航空宇宙局(NASA)は2月4日(現地時間)、探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の写真を公開した。4日は、冥王星を発見した米国人天文学者、クライド・トンボー(1906〜1997)の誕生日だ。
写真は冥王星まで2億300万キロの位置から撮影され、明るい点状の冥王星と、その上にやや暗い衛星カロンが見える。今後接近しながら観測を続け、7月14日にはフライバイにより約1万4000キロまで最接近する。
ニューホライズンズは冥王星が「準惑星」に分類される前の2006年1月、冥王星や太陽系外縁天体の観測を目指して打ち上げられた。探査機にはトンボーの遺灰も搭載されている。
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