米航空宇宙局(NASA)は2月17日(現地時間)、探査機「ドーン」(Dawn)が撮影した準惑星ケレス(Ceres)の写真を公開した。
ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)で最大の天体(直径952キロ)。写真は2月12日、ケレスから8万3000キロの位置から撮影した。
ドーンは2007年7月に打ち上げられ、小惑星ベスタ(Vesta)を14カ月間にわたって観測。来月6日にはケレスの周回軌道に入り、詳細な観測を行う計画だ。
ケレスは火星と木星の間にある小惑星帯(アステロイドベルト)の天体としては最初(1801年)に見つかり、小惑星番号「1」がついている。長く「最大の小惑星」とされてきたが、天体の定義の変更に伴い、冥王星などと同じ「準惑星」と呼ばれることになった。
関連記事
- NASA「ニューホライズンズ」から冥王星の写真が届く
NASAの探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の写真が公開された。 - 人類初の彗星着陸に成功 探査機ロゼッタと着陸機フィラエ
探査機ロゼッタが投下した着陸機フィラエがチュリモフ・ゲラシメンコ彗星への着陸に成功した。 - 土星の衛星・タイタンの海に輝く太陽 カッシーニが撮影
土星の衛星・タイタンの海に反射した太陽が輝く様子を探査機「カッシーニ」が撮影した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.