LINEは3月31日、モバイル端末向け位置情報サービス「ロケタッチ」と関連サービスを6月30日に終了すると発表した。「事業の選択と集中を行うため」としている。ユーザー数は非公開だが「多くのユーザーに利用いただいている」という。
旧ライブドアが2010年7月に公開した位置情報サービスで、11年12月時点でユーザー数は10万人だった。今いる場所にチェックイン(タッチ)し、おすすめスポットを紹介したり、友人とコミュニケーションできる。APIを公開してプラットフォーム展開もしていた。
ロケタッチと連携したグルメ口コミサービス「ロケタッチグルメ」や旅行ガイド「ロケタッチガイド」、ロケタッチ対応アプリを開発するためのサイト「ロケタッチDevelopers」も終了する。
ユーザーのデータは、同日からサービス終了までダウンロード可能。MT形式でダウンロードしたファイルをlivedoor Blogに、KML形式でダウンロードしたファイルをGoogleマップにインポートする方法をそれぞれ案内している。
料理写真共有サービス「ミイル」への引越しツールも開発中。ロケタッチグルメのデータのダウンロード準備も進めている。
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