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日本通信、業績予想を大幅下方修正 「VAIO Phone」発売遅れ、台数確保できず
日本通信が15年3月期の業績予想を大幅に下方修正。VAIO Phoneの発売が遅れ、出荷台数を確保できなかったという。
日本通信は4月2日、2015年3月期の業績予想を大幅に下方修正し、売上高は前回予想から12億3000万円減の50億円、営業利益は8億3000万円減の4億円にとどまる見通しだと発表した。前期から減益となる。
同社はVAIOブランドのスマートフォン「VAIO Phone」を昨年12月に発売を予定していたが、タッチスクリーンの基幹部品メーカーが会社更生法を申請したことなどが影響し、発売延期に。さらにOSをAndroid 4.4から5.0に変更したことで、出荷が3月20日にずれこんだ。
製造委託先に技術者を派遣してスピードアップを図ったが、3月末までに出荷できた台数が予定を大幅に下回り、売上高が未達に。利益も下方修正を迫られた。現在、VAIO Phoneの生産は軌道にのり、順次出荷しているという。
経常利益は8億円減の4億円に、最終利益は7億3000万円減の4億円に修正する。
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