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モバイル広告、2014年の米インターネット広告総売上の25%に
IABが毎年発表する米インターネット広告調査によると、2014年の総売上高は過去最高の495億ドルで、フォーマット別で最も多かったのは検索広告。モバイル広告は前年比76%増となり、全体の25%を占めた。
米ネット広告団体Interactive Advertising Bureau(IAB)と米コンサルティング企業PricewaterhouseCoopersは4月23日(現地時間)、米国における2014年のインターネット広告に関する調査結果を発表した。
2014年のインターネット広告全体の売り上げは、前年比16%増の495億ドルで、過去最高を更新した。5年連続で2桁台の成長を続けている。
モバイル広告の売上高は前年比76%増の125億ドルで、売り上げ全体に占める割合が8ポイント増え、25%となった。
それでも広告フォーマット別で最もシェアが高いのは依然として検索広告で、38%だった。モバイル広告が2位で、バナー広告、動画広告と続く。
また、モバイル広告の内訳ではディスプレイ広告が49%、検索広告が48%だった。
Facebookが注力している動画広告も17%と2桁台の伸びだが、33億ドルで、まだ全体の7%にすぎない。
詳しいリポートはこちら(リンク先はPDF)で参照できる。
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