Twitter、GoogleのDoubleClickとの提携とTellApartの買収を発表
Twitterが、精彩を欠く四半期決算の発表と同時に、DoubleClickとの提携とマーケティング企業TellApartの買収を発表し、ダイレクトマーケター向けのサービス強化の姿勢をみせた。
米Twitterは4月28日(現地時間)、米Google傘下のDoubleClickとの提携および米マーケティング企業TellApartの買収を発表した。
DoubleClickとの提携により、Twitterの広告主に多様なアプリ、端末、プラットフォームにわたるコンバージョンの追跡ツールを今秋から提供する。また、DoubleClick Bid Manager(DBM)の外部データ連携パートナーになり、広告主はTwitterのキャンペーンをDBM経由で展開できるようになる。
TellApartの買収の目的は、ダイレクトレスポンス製品の強化。Twitterは同日発表の1〜3月期決算で、ダイレクトレスポンス製品が予想より不調だったとしている。
TellApartは2009年創業のカリフォルニア州バーリンゲームに拠点を置く非公開企業。ディスプレイ広告、Facebook、メールなどにパーソナライズした広告メッセージをリアルタイムで挿入するマーケティング技術を提供している。
Twitterは発表文で、TellApartの技術により、Twitterでの多様な端末にわたるターゲティング広告の強化が可能になると語った。
TellApartの買収は第2四半期(4〜6月)中に完了する見込み。買収総額などの詳細は公表していない。
【UPDATE】Twitterが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、取引は株式で行われ、総額は約5億3260万ドルに上る。
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