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Facebook傘下のInstagram、「購入ボタン」付きなど、新たな広告の取り組みを発表
日本でも広告表示を始めたInstagramが、広告に「購入する」「ダウンロードする」などのボタンを表示する機能の実験や、Instagram Ad APIの提供範囲の拡大などについて説明した。
米Facebook傘下のInstagramは6月2日(現地時間)、写真共有サービス「Instagram」の今後の広告の取り組みについて説明した。
Instagramは2013年から広告投稿を掲載している。日本ではつい最近表示されるようになった。
今回発表されたのは、まず、広告投稿に「購入する」「ダウンロードする」「サインアップする」などのボタンを追加できるようになること。こうしたボタンは親会社であるFacebookも現在テスト中だ。Instagramでもテストを開始する。
例えば「Shop Now」ボタンをタップすることで、ユーザーは表示されている商品を購入できる。
次はターゲティング広告のためのツールの強化。具体的な説明はないが、Facebookとも協力し、広告主がInstagram上の適切なオーディエンスにリーチできるように、段階的にしていくとしている。
最後に、Instagram Ads APIを規模の大小や地域にかかわらず、すべての広告主が利用できるようにするという。まず少数のFacebookのマーケティングパートナーに提供をはじめ、年内には全広告主に提供範囲を広げる計画だ。
InstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)は3億人(4月時点)。親会社であるFacebookのモバイルでの広告収入は、広告収入全体の約73%を占める(第1四半期)。
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