スマートフォンの平均月額料金は、フィーチャフォンの倍以上――MM総研が6月11日に発表した、3月末の携帯電話端末契約数と月額料金に関する調査で、こんな結果が出た。
3月末のスマートフォン契約数は6850万件、フィーチャーフォンは5801万件。携帯電話端末契約数合計1億2651万件で、スマホ率は54.1%(前年度比7.1ポイント増)となった。
平均の月額利用料金(通話料+データ通信料+オプション料)は、スマートフォンが6342円、フィーチャーフォンが2739円。フィーチャーフォンの平均利用料金はスマートフォンの43%と半額以下だった。
主要4キャリアが昨年6月以降に開始した、音声通話定額などから成る新料金プランの加入状況は、フィーチャーフォンが11.3%、スマートフォンが32.9%となっている。
MVNOが提供するSIMカードユーザーの月額利用料金は、音声通話対応カード利用者が3379円とスマートフォンの平均利用料金の約半額(53%)、非対応カード利用者は1199円と約5分の1(19%)だった。
スマートフォンユーザーに前月のデータ通信容量を質問したところ、「わからない」「ゼロ」「30Gバイトより大きい」を除いた平均通信量は3.53Gバイト、中央値は2.3Gバイトとなった。ただ、ユーザーの63%が前月のデータ通信量が「わからない」と回答した。
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