Facebook、顔認識利用のプライベート写真共有アルバム「Moments」
例えば結婚式に出席した友達同士が、Momentsアプリを通じてその結婚式で撮影した写真を1つのアルバムとして共有できる。アルバムは端末内の写真を高度な顔認識機能で自動的に検出・分類することで作成される。また、アプリをインストールしていない友達にはメッセンジャーでインストールを促す。
米Facebookは6月15日(現地時間)、顔認識機能で友達と簡単に写真を共有できる独立アプリ「Moments」をiOSおよびAndroid向けに公開した。まずは米国のそれぞれのアプリストアから無料でダウンロードできるようになっており、日本を含む他の地域にも“ローリングアウト”していく見込み。
例えば友達の結婚式などのイベントで、参加者がスマートフォンで撮影した写真をそれぞればらばらに自分のFacebookアカウントで投稿するのではなく、Momentsアプリをインストールしている友達同士で1つのアルバムにまとめて共有できるというものだ。Facebookのニュースフィードに表示するよりもプライベートに、また、まとめて閲覧できる。
Momentsアプリは、端末内に保存している写真を、撮影した時間と顔認識技術でグループ分けする。ユーザーはこうしてグループ化されたアルバムを、Momentsアプリ経由で写真に写っている友達などと共有できる。複数の友達が共有した写真はアルバムとして保存され、その中で自分や特定の友達が写っている写真を検索することも可能だ。
他の友達が同期してくれた自分が写っている写真を、自分の端末に保存することもできる。
友達の誰かがMomentsで自分と写真を同期させると、端末にプッシュ通知が来る。Momentsをインストールしていない場合は、同期した友達からのメッセンジャーのメッセージとして、写真のプレビューとMomentsアプリのダウンロードページへのリンクを受信することになる。
Momentsは、ニュースフィードで友達限定でアルバムを公開するよりもさらにプライベートで、しかも複数のアルバムを一元化できる。ただ、Moments内の写真は、共有するユーザーであれば誰でもニュースフィード上に公開できる。
米Googleの新しい写真ツール「フォト」にも時間や場所、被写体によるグループ化機能があるが、Facebookの強みは顔認識機能で誰がユーザーの友達かを検出し、共有相手をサジェストできるところだ。
ただし、ユーザーがFacebookの設定で顔認識によるタグ付けの提案機能をオフにしている場合は、友達はMomentsでもそのユーザーをタグ付けできない。タグ付けの提案機能をオフにするには、アカウントの[設定]→[タイムラインとタグ付け]→[他の人によって追加されたタグやタグの提案の管理]→[自分だと思われる写真がアップロードされたときにタグ付けの提案が表示されるユーザー]を[非公開]に設定する。
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