ニュース
「アトムに心をあげたかった」と孫社長 感情を得た「Pepper」一般発売 世界展開へ(4/4 ページ)
Pepperが自らの“感情”を獲得。喜怒哀楽を表現できるようになった。孫社長自身が感情機能の開発を推進。自ら100件ほどの特許を出願したという。原点には「アトムに心をあげたかった」という気持ちがある。
発表会にはFoxconnのテリー・ゴーCEOとAlibabaのジャック・マー会長が現れ、Pepperへの期待や意気込みを述べた。孫社長は「両者のトップが発表会にきてくれた。強いコミットメントだ」とアピール。「Foxconnには優れた技術や生産体制があり、Pepperの製造を本格的に増やすには欠かせない。Alibabaは非常に多くのユーザーと開発者、販売チャネル、クラウド技術を持っている。3社で力を寄せ合ってやっていきたい」と述べた。
後継者はアローラ氏? 宮内氏?
発表会では、孫社長の“後継者”に関する質問も出た。孫社長は5月の決算会見で、ソフトバンクのバイスチェアマンであるニケシュ・アローラ氏を後継者に指名したが、ソフトバンクモバイルの宮内謙社長を実質的な後継者とみる向きもある。
孫社長は「宮内は国内の事業に最もふさわいしい能力と人格を持っており、ソフトバンク(7月1日にソフトバンクモバイルから社名変更予定)の社長に任命した。全世界をにらんだグループ全体は、ニケシュが後継者の筆頭候補といふうに明言した」と話し、宮内氏に国内を、アローラ氏にグローバルな事業を任せる方針を示した。
関連記事
- ロボット「Pepper」の初回生産分、1分で完売 抽選販売に
27日午前10時から発売したパーソナルロボット「Pepper」について、Webでの購入申し込みが約1分間で販売予定数を上回り、受け付けを終了した。 - カラオケ店で「Pepper」お出迎え 曲に合わせダンス披露 JOYSOUNDが導入
JOYSOUNDのカラオケ店の接客にPepperを導入。エントランスで顧客を迎え、おすすめ曲の提案や曲に合わせたダンスを披露する。 - タモリ、ロボットPepperに「癒してあげたい」と迫られ苦笑 PepperはBOSS新CMで宇宙人ジョーンズと共演
缶コーヒー「BOSS」の新CMにPepperが登場。抽選で100人の自宅に1年間Pepperが“ホームステイ”するキャンペーンも実施する。Pepperと会話したタモリさんの反応は……。 - “空気を読む”人型ロボット、ソフトバンクから20万円で登場 開発者向けSDK公開、プラットフォーム世界展開
「人類史上初めて、われわれはロボットに心を与える」――ソフトバンクがロボット事業に参入。価格は約20万円に抑え、ロボットプラットフォームとしてグローバルでの普及を狙う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.