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Gmail、送信後30秒までならメールを取り消せる機能が正式版に
GoogleのメールアプリGmailのデスクトップ版で、送信ボタンを押した直後に送ったことを後悔するようなメールの送信を最長30秒間取り消せる機能がGmail Labを卒業し、正式版になった。
米Googleは6月22日(現地時間)、デスクトップ版Gmailの正式機能として、「メール送信の取り消し」を追加した。送信ボタンを押してから最長30秒の間、メールの送信を取り消せる。
送信ボタンを押した直後に入力ミスに気づいたり、送信したことを後悔したりした場合、取り消せる。
この機能は、2009年にGmailの実験的な機能を試せるサービス「Gmail Labs」で公開されたもの。当時は取り消せる時間は5秒までだったが、5/10/20/30秒から選べるようになった。
設定するには、Gmailの右上にある歯車アイコン→[設定]のページをスクロールしていくと出てくる[送信取り消し]の「送信取り消し機能を有効にする」の□をクリックしする。
「取り消せる時間」は最初10秒になっているが、▼をクリックすると秒数を選べる。
設定したら、ページ最下行にある[変更を保存]をクリックする。
Labsのころからこの機能を使っているユーザーの場合は、設定がそのまま引き継がれる。
この機能を使うには、送信ボタンを押すと指定した秒数、下図のようなメッセージが表示されるので、「取消」をクリックする。
なお、取り消しを設定したアカウントのGmail.comをAndroid端末およびiOS端末のWebブラウザで表示し、メールを送信してみたところ、取り消しはできなかった。デスクトップでのみ使える機能のようだ。
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