Google、テレビ会議システム「Chromebox for meetings」の“大部屋向け”発売
Googleが企業向けテレカン(テレビ会議)システム「Chromebox for meetings」の上位モデル「Chromebox for meetings Large Room」を発表した。PTZカメラと2台のマイク/スピーカーが付き、デュアルディスプレイに対応するハードウェアで20人まで参加できるシステムの価格は1999ドルだ。
米Googleは6月24日(現地時間)、企業向けテレビ会議システム「Chromebox for meetings」の上位機種を発表した。価格は1999ドル(約25万円)。
Chromebox for meetingsは、Googleが昨年2月に発表したChrome OSベースのテレビ会議システム。オリジナルのハードウェアセットは最高8人まで(発表当時の公式ブログでは15人となっていたが、現在のページでは8人になっている)が参加できるシステムで、台湾ASUS製および米Dell製がいずれも価格は999ドル。
新製品の「Chromebox for meetings Large Room」のハードウェアセットには、広い部屋向けにビデオカメラがPTZ(Pan-tilt-zoom)カメラになり、スピーカー/マイクが2つ付属する。PTZカメラは上下左右にレンズの向きを変えられ、ズームもできるカメラのことだ。解像度は下位モデルと同じ1080p。
さらに、PTZカメラには2台のディスプレイを接続できる(同システムにはディスプレイは含まれない)。また、会議に参加できる人数は下位モデルより12人多い20人。
同システムで使う「ビデオハングアウト」もアップデートし、全画面での画面共有が可能になった。会議中のディスプレイにプレゼンテーション資料を全画面表示することもできる。また、管理者用の管理機能も強化され、会議に接続しているすべてのChrome端末の状況を確認できるようになった。
本稿執筆現在、日本語のChromebox for meetingsページにはまだChromebox for meetings Large Roomは追加されていないので、日本で販売するかどうかはまだ不明だ。
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