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「般若の面」など3Dでグリグリ表示 WebGL採用、光源も変えられる 早大演劇博物館、3Dデータベース公開
般若の能面など109点の資料を、WebGL対応Webブラウザから3Dで閲覧できるデータベースを早大演劇博物館が公開した。光源も変えられる。
早稲田大学演劇博物館はこのほど、演劇情報総合データベース「デジタル・アーカイブ・コレクション」で、般若の能面など109点の資料を、WebGL対応Webブラウザから3Dで閲覧できる「3Dデータベース」を正式公開した。
2月から試験公開していたもの。般若やおかめのお面などを、Webブラウザで上下左右にグリグリ動かし、裏側や側面を見たり、光源の位置や光の色、背景色を変えられる。PDF版も公開しており、Acrobatからも3Dで閲覧できる。
「写真測量方式」という技術を活用し、テクスチャも高い精度で再現した。「舞台の環境を再現するように、自然光やたいまつの光、どの位置に光源があるのかを任意で決める事で、今まで向きあえなかった発見に出会える」としている。
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