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ロケット開発もマーケティング重視で JAXAの新型基幹機「H3」は「顧客の声が第一」(3/3 ページ)
JAXAの新型機関ロケット「H3」は「常にマーケティングしながら開発している」という。激化する国際競争を勝ち抜くべく、低コスト化や顧客サービス向上に注力する。
海外勢との競争に自信
国際競争が激化する中での開発となるが、岡田プロジェクトマネージャは「2020年に登場するロケットのいろいろなデータを見ても、シングルローンチでこれほど頑張れるロケットはない気がする。日本はものづくりが強く、同じ物を作るにも日本なら安く作れると信じている。サービス面でも、日本ならではのきめ細かさや良さも良さが発揮できるはず」と自信をみせる。
15年度は基本設計に取り組んでおり、開発は「まだ緒に就いたばかり」。16年度の後半にはエンジン燃焼試験や固体ロケットブースター試験などがスタートし、個別の試験が終了するとシステムを統合。20年度の試験機打ち上げに移る。「来年後半あたりから開発の厳しい山を登り始める。なるべく皆様に情報をお伝えしながら進めたいので、厳しく優しい目で見ていただきたい」と岡田プロジェクトマネージャは話している。
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