ニュース
Apple、Siri利用の留守電テキスト化ツールをテスト中?
iPhoneで電話に出られないとSiriがユーザーに代わって応対し、メッセージをテキストに変換してユーザーに届ける──。こんな機能が来年登場するかもしれない。
米Appleの複数の従業員が、iPhoneでSiriベースの新しいボイスメール(留守電)ツールをテストしている──。米Business Insiderが8月3日(現地時間)、複数の情報源の話としてそう報じた。
同メディアが「iCloud Voicemail」と呼ぶこのツールは、ユーザーがiPhoneへの電話に出ないと、Siriが応対して相手に留守電の録音を促し、録音を(ユーザーの命令をテキスト化するのと同じように)テキスト化してiCloud経由のテキストメッセージとしてユーザーに届けるという。
このテストは数週間前から実施されており、テストが順調であれば来年中に(おそらく「iOS 10」の機能として)提供されるとBusiness Insiderは予測している。
今秋リリース予定の「iOS 9」のSiriは、正確さや反応速度が40%向上し、ユーザーの利用パターンに基いて次の操作を提案したり、かかってきた電話番号から相手を推測する機能などが搭載される。
なお、日本では利用できないが、米Googleの電話サービス「Google Voice」には2009年から留守電のテキスト化機能が付いている。同社は最近、Google Voiceと独自モバイル通信サービス「Project Fi」の音声/テキスト変換でのエラーを49%削減したと発表した。
関連記事
- Apple、「iOS 9」発表
Appleがモバイル端末向けOSの新バージョン「iOS 9」を発表した。今秋に登場する予定。 - Microsoft、パーソナルアシスタント「Cortana」の日本でのテスト開始へ
Windows 10の正式版リリース段階では7カ国でのみ提供のパーソナルアシスタント「Cortana」に、向こう数カ月中に日本のWindows Insider版でも会える。日本のCortanaは礼儀正しく、お辞儀する。 - Google、独自モバイル通信サービス「Project Fi」発表 LTE+Wi-Fi体験を低価格で
Googleが提携キャリア(SrpintとT-Mobile)のLTE網と100万以上のWi-Fiスポットをシームレスに利用できる月額20ドル+データ通信料のモバイル通信サービス「Project Fi」を立ち上げた。1つの電話番号でiPhoneやMacでも通話とメッセージングが可能だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.