「話す」も「聞く」もワンランクアップ Web会議を快適にするスピーカーフォン「FLX UC 500」 ヤマハから
ヤマハが発売した中規模Web会議向けUSBスピーカーフォン「FLX UC 500」は、複数人でもコミュニケーションしやすい音へのこだわりが特長だ。クリアな音声で、Web会議をストレスなく快適に。
遠く離れた場所のスタッフとネットワーク越しに話し合えるWeb会議は、日常の業務で珍しいものではなくなってきている。ビジネスのグローバル化で多拠点化が進む上、在宅勤務の普及などワークスタイルの多様化もあり、各地のスタッフとリモートでミーティングを行えるWeb会議システムは、業務の効率化という観点から企業の必須IT装備になっている。
ただ、便利なWeb会議ではあるが、スムーズに会話できる環境を整えるのは意外に大変。スピーカーとマイクという音響機器を介して相手と話すという物理的な条件があるため、音声に雑音が入らないようなマイク配置、参加メンバー全員がしっかり聞こえるような音量調節――など、目の前に相手がいるように快適に聞き、話せる環境を作るのはなかなか難しい。
ヤマハが7月に発売したWeb会議用USBスピーカーフォン「FLX UC 500」は、こうした課題を解決する製品だ。既存のWeb会議システムをそのまま利用しながら、マイクとスピーカーを最適なものにするだけでコミュニケーションはぐっと快適になる。FLX UC 500がWeb会議をどう快適にしてくれるか、見ていこう。
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複数人での利用に特化し、音質と使いやすさを追求
FLX UC 500の1つ目の特長は、15センチ四方のサイズに大小2つのスピーカーを装備すること。中低音域をカバーするミッドウーファーと、高音域をカバーするツィーターをそれぞれ内蔵(2ウェイ)することで、一般的なスピーカーフォンよりもリアルな音での再生が可能で、聞き取りやすい音声を出力してくれる。
参加者の発言は、独自の工夫で配置された4個の高性能指向性マイクで360度どこからでもクリアに収音。160〜12kHzまで広帯域に対応し、何気ない一言や小さな声も拾い上げる。声を張り上げたり本体に近づいたりしなくても、同じ部屋にいる感覚でいつも通り話せば十分。会議を自然に進められる。
東京の2つの会議室と静岡県浜松市の3拠点をつなぎ、ヤマハ社員のかたと、しばらく試してみた。まず感じたのは、複数人同士の会議であっても誰がしゃべっているのか分かりやすいこと。2つのスピーカーが声色の違いも繊細に再現するので聞きやすい。同じ部屋の隣の人に何げなくかけた言葉に対して、しっかり遠隔からも反応がある。マイクを意識してはっきり話さなくても、きちんと声が拾われている安心感がある。
会議に参加する人数が増えると、発言がかぶってしまうことが増えてくる。そんな場合に、会話しやすさを保つのに効いてくるのが、FLX UC 500が備えるエコーキャンセラー機能だ。
スピーカーから再生された音をマイクが再び収音してしまうと、スマートフォンの電話口などでしばしば起こるように、自分の話した声がスピーカーを介して二重に聞こえてくる(エコー)──という状態になってしまう。FLX UC 500はスピーカーから再生された音をマイクで収音しても、エコーキャンセラーによりその音を除去してくれる。複数人が同時に発言する状況に陥っても、これなら各拠点で違和感なく会話できるというわけだ。あえて雑談をしてみたが、発言が若干重なったり、笑い声が響いても聞こえにくくならなかった。
音量調節、ミュート、電話接続/切断など、よく使う機能は本体のボタンで操作できるのも、会議室の中心に設置することを前提としているため。代表者のPCを手元で操作する手間なく、スマートに会議を進められる。
電話接続/切断機能に対応するソフトは、「Cisco IP Communicator」「Cisco Jabber」「WebEx」(Cisco Systems,)、「Skype」「Microsoft Lync」(Microsoft)、「FaceTime」(Apple)など、Windows/Mac合わせて10ソフトだ。(2015年8月時点)
やや広めの会議室では音量不足が問題になりがちだが、FLX UC 500の再生音は最大93デシベル(本体から0.5メートルの距離にて測定時) まで上げることができる。推奨利用人数は6人だが、体感的にはもう少し多い人数の会議やセミナーなどにも対応できそうだ。
セットアップも簡単。PCとFLX UC 500をUSBケーブルで接続するとドライバが自動でインストールされ、専用ソフトのインストールなどは不要だ。
技術に定評がある米Revolabsを子会社に 今後共同開発も
FLX UC 500は、2014年3月にヤマハグループの一員になった米Revolabs(レボラブズ)が開発を手掛けている。FLX UC 500は、ヤマハがRevolabs製品を国内販売する第1弾製品だ。
Revolabsは05年にボストン郊外で創業。無線技術と音声信号処理技術を得意としており、会議向けの多チャンネルワイヤレスマイクや電話会議端末、ユニファイドコミュニケーション用のUSBスピーカーフォンなどをグローバルに販売している。北米や欧州を中心に、安定感のある技術力に評価が高い。
会議用のワイヤレスマイクには、家庭用コードレスフォンで多く使われている音声用無線標準規格「DECT」を採用。(1)世界中で10億台近く稼働している安定した技術と周波数帯(1.9GHz)、(2)安価なチップセットで無線が実現できること、(3)多チャンネルが標準規格として規定されていること――などを強みに、独自の暗号化・高音質化技術も搭載する。最新機種「Executive Elite」は、256ビットAESで暗号化し、14kHzの音声帯域で最大40チャンネルというワイヤレスマイク環境を実現している。
ワイヤレスマイク技術でビジネスを拡大したRevolabsとして現在注目するトレンドの1つが、会議スタイルの変化だ。
Revolabs副社長を務めるニック江本氏は「会議用のシステムを専用の会議室にインストールする従来のスタイルからトレンドは変化し、PCでWeb会議システムを立ち上げられればどこからでも簡単に遠隔会議ができる時代になった」と指摘。「モビリティーの高いWeb会議の利用は日本では5年ほど前から普及しているが、オフィスの広いアメリカでもこの数年加速度的に普及している」と、グローバル市場のさらなる成長を期待する。海外はもちろん、国内市場でも2020年には既存の約3倍・2070億円に成長するという予測もある(シード・プランニング調査)。
このような背景で開発されたFLX UC 500は、高音質の実現のための2ウェイスピーカー、360度収音を実現する4個の指向性マイクの配置など、ワイヤレスマイクの開発で培った技術も含め、Revolabs商品としてのノウハウが注ぎ込まれている。
PCとの組み合わせで容易に使えるFLX UC 500の特長を生かし、オフィスでの利用にとどまらず、Web会議システムを通じた遠隔診療、遠隔地の学校や病院などへの授業・講座のライブ配信、セミナーの中継──など、幅広い用途も視野に入っている。「オフィス以外でも音声通話という文化自体をさらに根付かせ、普及させていきたい」(江本氏)と意気込む。
今後、ヤマハグループの企業として技術や製品の共同開発に積極的に取り組んでいく。FLX UC 500はRevolabsがヤマハグループに入る前から同社が単独で開発し、高音質なスピーカーとマイク、高精度なエコーキャンセラーなどは独自の技術だ。今回の製品を踏まえ、ヤマハとRevolabsそれぞれの強みを生かした本格的な協働が既に始まっているという。
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世界品質スピーカーフォン「FLX UC 500」でWeb会議をグレードアップ。いつものWeb会議をワンランク上にアップグレードしたい! というご要望はもちろん、これからWeb会議を本格的に導入したいケースもOK。この機会にぜひ、「遠隔会議がこんなに快適に!?」の驚きを体感してください。応募期間は3月7日(月)まで(7日のタイムスタンプ有効)。
FLX UC 500は家電量販店の一部店舗で実際に触って試すことができる。製品に関するより詳しい情報や、販売店舗に関する問い合わせは以下から。
「FLX UC 500」に関する問い合わせ
Revolabs インフォメーションセンター
電話番号:0570-020-808
受付時間:午前11〜12時、午後1〜5時(土日祝は休業)
製品概要や特長、仕様などは製品紹介ページへ
提供:ヤマハ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2016年3月7日
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