Android端末のプリインストール義務付けGoogleアプリ削減 Google+も
GmailやGoogle PlayストアアプリをAndroid端末にプリインストールしたいメーカーは、Google+やニューススタンドなど、多数のGoogle製アプリも一緒にプリインストールするよう義務付けられているが、このパッケージからGoogle+を含む4本のアプリが外されたとAndroid Centralが報じた。
米GoogleがGmailなどをプリインストールしたいAndroid端末メーカーに提供するアプリパッケージから、Google+などが削除されたと、米Android Centralが8月19日(現地時間)に報じた。
米国で既に発売されている「Samsung Galaxy Note5」などには、Google+、Google Play Games、Google Play Books、Google Newsstandがプリインストールされていないという。
Android端末メーカーがGmailやGoogleマップなどのGoogleのアプリを端末にプリインストールする場合、Googleはそれらをメーカーに単独では提供せず、上記のアプリなどを含むパッケージとして提供している。こうしてプリインストールされたアプリは、ユーザーが削除したくても削除できない。
今回パッケージから外されたアプリの容量はすべて合わせても200Mバイトに満たないが、使ってもいないアプリがリストに表示されなくなることを歓迎するユーザーは多いだろう。
GoogleがAndroid端末メーカーに多数のアプリのプリインストールを義務付けていることは独禁法違反の可能性があるとして、欧州連合(EU)が4月に正式調査を開始している。
10月に発表されるといううわさの次期Nexus端末のプリインストールアプリも減るかどうかは不明だ。
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