iPhoneの不要なプリインストールアプリ、「削除できるように」とクックCEO
Appleのティム・クックCEOはニューヨーク滞在中に受けたBuzzFeedのインタビューの中で、iPhone内の“使わないのに消せない”プリインストールアプリの一部を、将来的には削除できるようにすると語った。
iPhoneにプリインストールされているアプリの幾つかが、将来的には削除できるようになるかもしれない──。米Appleのティム・クックCEOが、米BuzzFeedによるインタビューでその可能性に触れた。
BuzzFeedが9月15日(現地時間)に公開したこのインタビューは、クック氏がニューヨークに滞在中、5番街のApple Storeを訪問するための移動中の車中で、Appleの製品に詳しい編集者、ジョン・パシコウスキ氏が行ったものだ。
パシコウスキ氏はこのインタビューで9日に発表した新製品についてなどを質問した後、最後に「なぜiOSには、絶対使わないはずなのに削除できないアプリがあるんですか?」と尋ねた。
これはプリインストールアプリのことだ。Android端末と同様、iOS端末にはAppleがプリインストールした幾つかのアプリがあり、これらは無効化はできるが削除はできず、ストレージを専有する。
クックCEOは、「これは見た目よりも複雑な問題です。iPhoneの深い部分と連係しているアプリがあり、そうしたアプリを削除すると問題が発生する可能性があります。ただ、連係していないアプリもあるので、そうしたアプリについては、将来的には(削除するための)方法を提供することになるでしょう。みなさんの大切なストレージを無駄に専有したいわけではありません」と答えた。
恐らく、「カメラ」「メール」「Safari」などは削除できそうにないが、「株価」「iBooks」「Game Center」「Podcast」などは削除できることになりそうだ。
関連記事
- 「iPhone 6s/6s Plusの販売初速は記録更新の見込み」とApple
Appleが、9月12日に開始した「iPhone 6s/6s Plus」の予約初速に基いて、発売週末販売台数は昨年の「iPhone 6/6 Plus」の記録である“3日間で1000万台”を超えるという予測をCNBCに語った。 - Apple株急落でクックCEOが株番組ホストに異例のメール→復調
中国株続落の影響で株価が下落中のAppleのティム・クックCEOが、CNBCの株番組のホスト、ジム・クレイマー氏に業績に関するメールを送り、それが番組で公開されたことで同社の株価が回復した。 - Android端末のプリインストール義務付けGoogleアプリ削減 Google+も
GmailやGoogle PlayストアアプリをAndroid端末にプリインストールしたいメーカーは、Google+やニューススタンドなど、多数のGoogle製アプリも一緒にプリインストールするよう義務付けられているが、このパッケージからGoogle+を含む4本のアプリが外されたとAndroid Centralが報じた。 - Appleのティム・クックCEO、Fortuneの「最も偉大なリーダー」に
ティム・クックCEOはFortuneのインタビューで、全財産を慈善事業に寄付する計画や、来年開設予定の新キャンパスの名称などについて語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.