「Twitterの投稿後修正機能はいつ追加されるの?」の質問に幹部が苦笑
re/codeのカンファレンス「Code Conference」に登壇したTwitterの製品担当上級副社長、ケビン・ウェイル氏は、ツイートの140字制限撤廃の可能性については否定しなかったが、投稿したツイートを修正する機能の追加については「難しい問題だ」と語った。
「ツイート投稿後の修正機能はいつ追加されるんですか?」──。米re/codeが10月7日(現地時間)から開催中のカンファレンス「Code Conference」に登壇した米Twitterの製品担当上級副社長、ケビン・ウェイル氏に対し、このような質問が投じられ、同氏はしばらく絶句した。
この質問は、re/codeのカーラ・スウィッシャー氏との対談の最後に設けられたQ&Aコーナーで最初に問われたもの。絶句するウェイル氏に対し、スウィッシャー氏が「さあ、答えて」と促すと、ウェイル氏は「投稿後にツイートを修正することには非常に難しい問題がある」と答えた。
「技術的には難しくはない」が、ツイートはリツイートされたり、Twitterの外部にエンベッドされるので、投稿後に修正できるようにすると大きな問題になる可能性があると同氏は説明した。例えばメディアが記事にツイートをエンベッドした後、その内容がまったく異なるものに変わったら、大きな問題になりかねない。
ユーザーが望むのはちょっとした誤字などの修正機能だが、それを可能にしたら内容の修正も可能になってしまう。
ウェイル氏は「われわれはこの問題を真剣に考えてはいる」と語ったが、実現させるかどうかははっきりさせなかった。
対談中にはスウィッシャー氏がツイートの140字制限を撤廃する可能性について質問し、これに対しては直接は答えなかったが、Twitterの伝統的な機能だった完全に時系列に表示するタイムラインに新たな要素を投入したように、「われわれはTwitterのコアな部分を変更することをためらいはしない」と語ったので、こちらはツイートの修正機能よりは実現の可能性が高そうだ。
対談はこちらで視聴できる。
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